2007年08月04日

高高度フライト

鳥のように飛ぶ
14:00頃、それまで強かった風がだいぶ落ち着いてきたとのことで、「そろそろ行ってみますか!」とKさんから声がかかった。
雲が少しあるが、濃い夏の青空が広がっている。
再び車に機材を積み込んで、お昼前に立ち寄ったテイクオフへ向かった。

自分とかみさんはタンデムフライトが目的であったが、朝から来ていたベテランさん達は、自分達の訓練フライトのためにテイクオフに上がる。
彼らはすでに、一人でフライトができるだけの技術を身につけていて、山頂のテイクオフと、地上のランディングにいる2人のインストラクターから、無線で指示を受けながら飛ぶそうだ。
無線機はクラブの備品であるトランシーバを借りることもできるが、アマチュア無線の免許を持っていれば、自前のハンディ機を持ってきてもよい、とのことであった。

自分も免許とコールサインを持っている。
かなり長い間使っていない、机の引き出しに入っているハンディ機を思い出し、次回は持って来てみようと決めた。
また、スピーカとマイク(ヘッドセット)はヘルメットの中に組み込まれており、PTT(しゃべるときに押すスイッチ)は、ヘルメットの前方少し右上に付いている。
無線機は専用のかっこいいケースに入れて、ハーネスの一部に取り付けられるようになっている。

テイクオフに着いた。標高が高く、風もあるのでクラブハウスがあるところよりもだいぶ涼しい。
スクール生の人たちはバタバタと自分の機材の準備を始めた。
無線のチェックやグライダーの展開を手際よく進めていた。
タンデムフライトの我々はといえば、インストラクターのチェックを受けながらハーネスやヘルメットを装着する。
グライダーはインストラクターの方々が広げてくれた。
タンデム用のグライダーは、シングルのものより一回り大きかった。大人の体重を2人分吊るのだから当然である。

「じゃあいきますか!」と心の準備も整わないうちからKさんに声をかけられた。
ベテランさんがテイクオフから飛ぶ様子も見てみたかったので、「少し見ててもいいですか?」と見学させてもらうことにした。
(決して怖いから時間を稼いだわけではない。)
車で色々話しかけてくれたOさんが、自前のグライダーとヘルメットで離陸準備を完了した。

アウトドアグッズ専門店


地上側にいるインストラクターと、テイクオフにいるインストラクターが無線でやりとりをし、風の様子を見ながらOさんに注意事項を何度か伝える。そしてインストラクターからOKの合図が出されると、Oさんは無線で「テイクオフのOです。行きます!」と元気よく宣言し、ばさばさっとグライダーを立ち上げて谷底方向へと飛び立った。いいなぁ...。
少し谷のほうへ降下したが、うまく風に乗ってランディング方向へと翼を向けて行った。

「さぁ、覚悟はできましたか?」とKさん。「いつでも大丈夫です。」
先に、別の機体のかみさんが離陸することになった。
先ほどのOさんの時と同じように、しばらく無線でぶつぶつやった後、ふわっとかみさんのグライダーが空へ。
続いて自分も、Kさんの「いきましょう!」の声とともに、2、3歩走って山から飛んだ。




生まれて初めて見る景色
大変な感動だった。
出張や旅行で、旅客機には結構乗っているし、セスナや小型ヘリの遊覧飛行も何度か体験したことがあるが、これは今までにはない感じである。
足は完全に宙ぶらりん、はるか下に山があって、木や道路や家がある。
足の下、真下が丸見えだ。
正面から心地よい風がすーっと吹いてきて、地上の賑やかな騒音もない世界。
斜面でのふわっと体験も感動したが、このとき味わったこの感覚は、おそらく一生忘れられないだろう。
だって、生身の体が丸出し(裸ではない)で、空を飛んでいるのである。
走っている車の窓から顔を出すと、風の音がごうごうとうるさいが、これはそよそよという感じだ。
ハーネスで体が締め付けられて痛い、などという事も一切なかった。
同じグライダーにぶら下がって、後ろで操縦しているKさんに色々聞いてみた。
パラグライダーは、とばしても時速30kmくらい、とのことだったので、全然会話ができる静かさだ。
離陸した場所「テイクオフ」と、地上の着陸地点「ランディング」との高度差は約500m。
結構高く、下にいる人たちが見えるが誰だかわからないくらいの高さ。車は色・形の判別ができるくらいの高さである。
タンボで農作業をしている人たちが見える。

今週のレース


気付くと右前方100mくらいのところに、かみさんのグライダーが、ほぼ同じ高度を同じ方向に向かって飛んでいるのが見えた。
「おーい!」と叫んでみるとこちらを振り返った。
空中で、生の声で会話ができるってわけであり、これも飛行機では難しいことである。
しばらくかみさんのグライダーと並走した後、かみさんはランディング方面へと向かった。
Kさんから「どうですか?この感じ!!」と聞かれた。
「完全にはまってしまいそうです!最高です!!」
ただひたすら感動。
ふと気付くと、さっき飛び立ったテイクオフが、だいぶ下のほうにあることに気付いた。
Kさんがうまく上昇風に乗せて、高度を少し上げたのだった。
テイクオフ上空に差し掛かると、スクール生のみなさんが、離陸のための準備をしているのが見えた。
手を振ると、皆が手を振って返してくれた。

途中、操縦を少しやらせてもらった。左右の旋回操縦を体験しつつ、すでにかみさんが降りているランディングエリアに向かった。
「足は突っ張らずに柔らかく降りて、軽く走ってください。」と言われ、Kさんの上手なランディングの後、たたたっと少し走って無事着陸した。




夢から現実へ
それまで体の周りをそよそよと吹いていた、涼しく気持ちのいい風が急にゼロになり、地上の猛暑が一気に襲ってきた。
2本の足に、自分の体重もしっかり乗っかった。
これらによって、夢の世界から現実世界に一瞬で戻った。
でも気持ちはまだ空の上にあるようで、感動が体から離れずにぼーっとした感じだった。
最初は全然興味が沸かないと言っていたかみさんも、予想外の感動に浸っている様子だった。
雑誌でしか知らなかった機材のことが、今回の体験によってよく理解でき、またなによりも、比較的簡単な操縦で自由に空を飛べることを今日1日で実感し、自分の決意はほぼ固まっていた。
インストラクターの方々と一緒にグライダーをたたみ、持ち運び用のバッグの中に押し込んで、ハーネスと一緒に抱えてクラブハウスに戻った。
冷たい水をいただき、またテーブルでくつろいだ。
この時点でもまだ夢見心地状態であり、かみさんによれば、自分はしばらく、ニヤニヤしていたらしい。
しばらくしてKさんがテーブルにやって来て、体験フライトを証すると印刷された、きれいな記念証書をくれた。




再び夢の世界へ
その後雑談をしばらくして、ついに自分は「やります!」と宣言したのだった。
自分がパラグライダーパイロットを目指して、第一歩を踏み出した瞬間だった。
このスクールでは、体験や訓練を受けるためのコースがいくつか用意されており、今回のように1回または数回のフライトを体験して「はいさよなら」というコースと、まとまった訓練費用を支払って、長期で通って訓練を積み、最終的にライセンスを取得し、一人前のパイロットになることを目的とするコースの、2つに大別されている。
今回はとりあえず前者を、というつもりで訪問したのだが、長い間の曖昧な気持ちとさよならをして踏ん切りをつけた自分は、後者を申し込む決意をしたというわけである。

スカイスポーツに関して、初めて「いいなぁ、やってみたいなぁ。」と思ってから20年目の決意である。
大蔵省であるかみさんも、自分の長年の夢であることを知っていたので、「しょうがないわね。」とすんなり許可をくれた。

さて、本格的にライセンスを取るためには、自前の機材が必要である。
というより、自分で何度も飛ぶためには、毎回レンタルというわけにはいかない。

スキーだって毎年レンタルで滑るよりも、本格的にやりたいのならば自分の機材を揃えてしまい、体になじませながらやったほうが上達するのと同じである。
どこのスクールでも大差はないようだが、ここでもインストラクターが推奨する、初心者向けの機材を買い揃えて訓練する、という方式でやっている。

自分が着る衣服はもちろん自前だが、それ以外に必要な機材が色々ある。早速見積もりを作成してもらった。
(機材の詳細はカテゴリ「必要なもの」を参照ください。)





自分の気に入ったデザインのものを選んで電卓を叩いてもらう。
値引きも含めて総額約60万円。
う〜ん...。これは立派に高い買い物だ...。
まさに大人のおもちゃ。
この他にも、腕が上がって高く、遠くまで飛べるようになってくると、高度計や昇降計のようなものや、GPSなども欲しくなるらしい。
また誤って木の上に降りてしまったときのための、脱出用キットなどなど。
初期投資としては結構まとまった金額であり、お財布からぽい、というお値段ではない。
でも空を自由に飛ぶ手段の道具としては、一番安あがりと言われているパラグライダー機材一式の価格である。
イニシャルコスト、ランニングコストをトータルしても安いのではないか。
この金額を支払うことを決意したことによって(というか、かみさんに許可をもらって)、20年に渡って続いた「もやもや」とも、おさらばしたのであった。
久しぶりに大きな金額の買い物をしたという、罪悪感に似た感覚と、これから自分は、自由に空を飛ぶための決意をしたんだという期待感とが入り混じった、複雑な気持ちを持ちつつ撤収した。

とても感動し、全然興奮が冷めなかったこともあって大変な長文になってしまいました。
最後までお読みくださってありがとうございました。
また、大変お疲れ様でした!





posted by masa at 21:30 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 1.体験コースへ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

祝!初フライト!!

早起きして出発
自宅からスクールまでは、カーナビによる検索では2時間ちょっとだった。
頭が悪いカーナビなので、100%信用するのは危険(過去何度もだまされている)、スクール受付時刻9:00の3時間前、6:00に家を出ることにした。8:30に到着した。




クラブハウスで申し込み
お天気お姉さんがあまりよい予報を出していなかったためか、受付開始時刻の9:00になってもクラブハウスはひっそりした感じだった。
後から聞いて知ったのだが、すでにライセンスを持っているベテランパイロットの方々は、自分たちで天気予報や天気図を見て、エリアの天候予測を立てて、出かけるかどうかを決めているらしい。
しばらくすると、常連さんらしき人たちも、ぽつりぽつり集まってきた。
皆とてものんびりしていて、あわただしい雰囲気は全然なかった。
アットホームでリラックスできて、いい感じである。

クラブハウスの中にあるテーブルに座ってコーヒーを飲みながら、誓約書を読み、サインをした。
特に難しい内容は無かった。

ロリポップのドメインは選べる全85種類!!


今回申し込んであった体験コースは、地上の講習用広場(講習バーンという)でパラグライダーを立ち上げ、少し走ってふわっと浮遊体験をする、というものだった。料金は一人数千円、時間は午前中一杯の半日。
機材は全部貸してもらえる。この他に施設使用料(数百円)を支払った。

心配していた気象条件。
講習バーンでの練習はなんとかできそうだが、ベテランの人たちが使うテイクオフ(山頂にある高高度フライト用の離陸広場)は風が強くてダメ、とのことだった。




体験コースに出発!
インストラクターさんから今日の説明を一通り聞き、レンタルのブーツを借りて履いた。

貸し出しているブーツは、一般的にトレッキング用に製造・販売されている「トレッキングシューズ」で、着地に失敗しても足首を痛めにくい構造になっていて、接地面は草の上でも踏ん張りがきくよう、滑りにくいパターンが施されている。
この他、本格的なパイロット用ブーツもクラブ内のショップで売っている。

このフライトエリアでは、その時、またはその後予想される風向きによって、使用する講習バーンやテイクオフエリアを、複数の中から選んでいるとのことだった。
今の時間帯は、山の反対側のエリアが適しているそうなので、クラブのワンボックスカーでそこまで運んでもらう。インストラクターさんが、我々のレンタル機材を車に積んでくれた。

講習バーンに行くのは我々夫婦だけかと思っていたが、朝、クラブに集まってきたベテランの人たちも一緒に乗ってきた。
見た感じ自分より少し年上、40〜50代くらいのようだった。
わくわくどきどきしながら、峠道をぐいぐい登る車に無言で揺られていると、「どこから来たの?」「はじめてなの?」とベテランさんたちから色々聞かれた。
すっかり打ち解けて、普通に会話をする仲になった。
彼らはすでに、一人で山から自分の判断で飛べるだけの技量を持っているのだが、この日は前述の通り強風でフライト不可。
そこで彼らも講習バーンに行って、グラハン(グランドハンドリング)の練習をするのだそうだ。
離陸直前にグライダーを立ち上げるライズアップの操作の他、横風に対処するための練習など、ライセンスを取った後も、地上で練習することはたくさんあるらしい。

10分ほど走って、講習バーンについた。
山の一部を切り開いた講習バーンでは、クラブのインストラクターの方2名が草刈りをしていた。
とても暑いのに、大変ご苦労様です。

ホワイトデーに月と虹の贈り物♪



準備運動
暑い!!台風一過で晴天、この日の最高気温は予報では33度。
都会から離れて山に来たので少しは涼しいだろうと思っていたが、全然暑い!!!
まだ何もしていないのに、すぐに額から汗がどっと出てきた。
車から各々の機材を降ろし、担いで広場に向かう。

機材を地面に置いて、まずは準備体操。
脇や背中、手足を伸ばしたりほぐしたりする、簡単なものを5分くらい、インストラクターの指示に従ってやる。
「はい、片腕を持って引っ張って、脇をゆーっくり伸ばしてー。」 「うー、・・・いてて。」
昔は長年、色々なスポーツを継続してやっていたが、ここ数年はまとまった運動など全然やっていない。(職場でやったラジオ体操ぐらいだ...。)
しっかり体をほぐしておかないと、ケガをするに違いない。

その後、ベテランさん達は少し離れたスペースに移動、もうちょっと上級のスクール生を教えるインストラクターと一緒に別メニューのようだ。
自分とかみさん、そしてスクール生として講習を始めて3日目というI井さんの3人は、その場に残る。
I井さんは、すでに基礎部分は教わっているので、自分のグライダーを広げて準備に取り掛かる。





機材チェックと装着
自分とかみさんは、グライダーの広げ方、構造について、実際にグライダーを見ながらその場で教わる。
そして自分とグライダーをつなぐハーネスを着用、ヘルメットをかぶってチェックを受ける。

ハーネスは、フライト中に腰掛ける椅子のような形になっている。
体はパラシュートからダイレクトにぶら下がっているものなのかと思っていたが、そうじゃなかった。
まず、ちょうどリュックサックの肩ひものようなものをしょって、次に太ももの付け根付近を巻くベルトをはめる。
股間から上方向に伸びたベルトを、腹回りに水平方向に通すベルトとつなぐ。結構簡単に装着完了。
高高度を飛ぶ際には、これに腰掛けるらしい。

ヘルメットはかぶってアゴ紐をワンタッチでカチッと固定してOK。

次にグライダー。
グライダーは、空気をはらむと膨らんで、ちょうど飛行機の翼の断面と同じような形になる。
これで飛行機の翼と同じように揚力が生まれる。
このため空気取り入れ口がグライダー前縁にあって、これを上方におく。
そしてグライダーの上方、パラシュートのような部分(キャノピーと呼ぶ)から伸びている紐(ラインと呼ぶ)を、自分のほうに向かって伸ばし、絡んでいないことを確認する。
実はこのライン、今回初めてパラグライダーに触れる前から厄介だろうな、と思っていた。
こんなにたくさんの紐、まとめたりほどいたりっていうのがとても億劫で、これだけでもちょっとやる気が失せそうになっていた。でもK本さんに教わったとおり、順番にやればどうってことなかった。
確かに本数は多いが、手元側で数本ずつが束ねられており、上の束から順番に、上方にぴょいっと引っ張ると、するするっと絡んでいたものが分離する。これをすべてのラインに対して順番にやれば良いのであって、さらにラインは接続されている先ごとに、きれいに色分けもされている。

全部のラインをチェックしたら、すでに着用済みのハーネスの、ちょうどわきの下とへその横方向とが交わる辺りにあるカラビナという金具に、ラインの先っちょの輪っかをカチッとはめる。左右各1箇所ずつの、これだけの接続なのでかなり心配だが、カラビナ1個で2tくらいの強度があるらしいので大丈夫なんだろう。
今日は高高度を飛ぶわけではないし、余計な心配は無用である。
これで装備は整い離陸準備OK。約10分と、準備は意外と簡単である。




テイクオフ!
なだらかな斜面に立ち、インストラクターさんの指示を待つ。
前方、山の下のほうには町並みが見え、景色がとてもよい。
立っている斜面の中腹に、飛行場で見るものと似た吹流しがあるが、だらんと垂れ下がっていてほぼ無風であることを示している。
パラグライダーは、完全に無風でもグライダーというぐらいなので滑空できるが、その場合は降りる一方なので、ちょっとだけ向かい風があるくらいがいいようだ。
そのちょっとだけの風をじっと待つ。
額から汗が流れるのを感じながら、ただじっと待つ。
1、2分待った後、「はいっ!じゃあ前に出て!」と言われる。

事前に説明されていた通り、脇を締めた状態で真横に出した両手をそのままに、前方にぐいっと2、3歩出る。
バサバサっとグライダーが風を受ける音が聞えると同時に、両手がグライダーによって、後ろ上方に引っ張られる力を感じる。
「まっすぐ前に走って!」言われるままにそのまま前へぐいぐい走る。結構な力が手にかかるが、ここでも言われた通り、変に力を入れず、手は自然にグライダーとともに上方へ上がっていく。さらに前へ走る。
腰に接続されたカラビナに力がかかっているので、腰を一生懸命前進させる感じ。

すると、ふわふわっと足が宙に浮いた。「そのまま走って!!」


記念すべき初フライトである。
ライト兄弟の初フライトのように高度と距離は「ちょっと」だが自分にとってはとても感動が大きい。

これくらいの助走では、またすぐに足が地面に接地する事があるので、とにかく前へ走る気持ちを持ち続けることが大事なんだとか。
そのままふわーっと20cmほど浮いて、少し前方へ滑空したところでグライダーが下がりはじめ、「両方とも引いてーっ!」と言われた。
すぐに左右の手で握っていたブレークコードを腰の当りまでぐいっと同時に引くと、ブレーキがかかってふわりと接地した。
これで初フライト完了である。

飛行距離約20m、高度数10cm。

手元側からラインを束ねて右手に持ち、左手でグライダーを抱えて汗だくになりつつ元の場所に戻る。次はかみさんの番だ。
言われた通りに忠実に操作しただけなので、どうしたらどう浮いたのかがよくわからなかったが、乗り物に乗って動力によって飛んだ感覚とは違い、自分が生身の体で宙に浮いた感覚を強く感じた。
これは面白い!!

その後同じ場所で、かみさんと1機のグライダーを交代で3度ずつ程滑空を繰り返した。
同じバーンで練習していたIさんも、自分のペースで何度か滑空を練習した。




体験フライト終了
そろそろ正午なので、車でクラブハウスに戻ることになった。
途中、Kさんのご厚意により、テイクオフに立ち寄ることになった。
ハウスまでの道から、途中でわき道にそれて、ガタゴトと険しい峠道を行く。
車が1台やっと通れる程の幅で、冬場は滑って絶対に登れないであろう急勾配。
5分くらい走ったところで急に視界が開けて到着。

すばらしい眺望!
ずっと向こうに町並みが見え、手前の下のほうにはクラブハウスが見えた。
ベテランさんたちは皆ここから飛んでいるそうだ。
気持ちいいんだろうなぁ、と思いつつ、テイクオフを後にする。

クラブハウス内はクーラーがきいていて天国だった。
扇風機の前に立って幸せな気分になった。
汗でずぶ濡れだったので、ハウス内の更衣室で新しいTシャツに着替えた。ハウスの隅に備え付けてある、冷水サーバーで水をがぶ飲みした。
予定では午前中一杯のふわっと体験のみだったので、じゃあこれでおいとま、というところだったが、天候が回復しつつあって、午後は高所から飛べるかも、という事だった。
自分もかみさんも、まだ感動が覚めていなかったこともあり、迷わず「お願いします。」とタンデムコースを申し込んだ。

時刻はちょうど12:00頃。
インストラクターさんから「今からしばらくの間、気温がかなり高くなるので、ゆっくり休んでから外に出ましょう。」と話しがあり、昼食後は少しハウスで休む。





昼食を済ませた頃、インストラクターのKさんがやってきた。
彼の経歴や、パラグライダーの魅力についてたくさん話しを聞いた。
彼は父の影響を受けて飛び始めて、フライト暦は15年ほどとのことだった。
若いのにずいぶんたくさん飛んでいる。競技にも参加するそうだ。
もっとたくさんの人にパラグライダーの魅力を知ってもらうために、このスクールに入ってインストラクターを続けているそうだ。
少なくとも自分は彼からその魅力を教わって、パラグライダーの世界に引きずり込まれる寸前のところにいる...。

午後は、いよいよ高高度フライトだ!





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2007年08月03日

晴れてるだけじゃあダメなのね

この日は、台風4号が日本列島をまたいで日本海側に抜けたばかりだった。
「やった!明日の予報は晴れだ!」と素人な自分は天気予報を見て喜んだ。
会社から退社する前に、スクールに最終確認の電話を入れた。
「台風が去ったばかりなので、結構風が強く中止になるかも知れません。よって、来ても飛べる保証はないですね。」
ががーん!台風が行ってしまっても、台風に引っ張られて太平洋側から強い風が入ってくるとかで、安定するまでにはそこそこの時間がかかるらしい。
とりあえず天気はいいみたいだから、行ってみることに。



天気のしくみって、意外と面白い。
このスポーツをやるようになってから興味を持つようになりましたが、基本はさほど難しくなく、知れば知るほど面白い。

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2007年07月31日

勝手に申し込み

ネットサーフィンをしていて、
「パラグライダーの体験飛行」の紹介ページを見つけた。
パラグライダーのスクールが、未経験者向けにやっているものだ。
最近、スカイスポーツ関連の本を読んで知識を収集し、妄想にふけっていたところだし、すぐに興味が沸いてきた。

それに昔は、インターネットなどというものはなかったから、やろうと思ったら雑誌で見たスクールに電話で申し込んで、という面倒かつちょっと勇気が必要な手順だったが、今はネットで何でも簡単に予約したり買ったりできる。
自分もすでに、買い物や予約なども、インターネットで何でもぽいぽいやっていたから、この体験コースも「1回くらいやってみるか」というちょっとした思いつきで、必要事項などを入力して[申し込み]ボタンを気軽にクリックした。
自分と違って、飛行機や空には全然興味の無いかみさんの分まで勝手に申し込んでクリック。
当日の夜、スクールから「ご予約ありがとうございます。」と、確認のメールが届いていた。
――――――――――――――――――――――――――――――
8月4日(土)の体験コース2人のご予約ありがとうございます。
当日は9:00にクラブハウスにて受付になります。
その後簡単な説明を行い、パラグライダーにチャレンジします。
当日は動きやすい長袖、長ズボン(更衣室もあります)、手袋(軍手でOK)、ハイカットのトレッキングシューズのような運動靴をお持ちでしたらご持参ください(お持ちでなければこちらでお貸しいたします)。
また近くに食堂があまりありませんのでコンビニ等で昼食を買って来たほうがいいです。
夏で暑く、かなり汗をかくと思いますので着替え等をお持ちくださいね。
その他、何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
当日が悪天候が予想される場合は前日の夕方6時過ぎに連絡先にお電話を入れます。
では、お待ちしております。
――――――――――――――――――――――――――――――

親切丁寧で安心な感じだ。
これならあまり余計な心配をせずに参加できそうだ。
最後にかみさんに事情を話し、無理やり納得させたところで準備完了。






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2007年07月30日

今日も大事な人生の1日を無駄に過ごす

最近は残業が結構多い。
帰宅後は夕食と風呂の後、たいていネットゲームで1時間くらい、世界中の敵どもとムキになって戦っている。
そして寝て、1日が終わる。
でもこれはこれで、自分にとってはそこそこストレス解消になっているようで、仕事を忘れて没頭し、終わると気持ちがすっきりしている。
今自分は、世界の登録者数80万人の中で3万番目くらいだ。
などという、小さな優越感も持っている。


飽きないゲームに出会ったこと、ありますか?
  



今日は帰宅したら、注文してあったパラグライダーの本が届いていた。
ベッドの中でちょっと読み、そのままウトウト...。
翌朝はまたプレッシャーと戦うだけのサラリーマンの一日。
こんな繰り返しで、このまま自分は衰えていくのか..。

読めばすべてがわかります。「パラグライダーにチャレンジ!」

ちょっとした連休があればかみさんと一緒に海外旅行に行く、なんて趣味もなくもないのだが、
世間が旅行で動く時期が一番忙しい!という類の仕事をしているので、
今年の夏は旅行に出かけるなどということは当初考えていなかった。
でも久しぶりにかみさんを誘って、近場にでも出かけてみようかな、と考えていたのだった。





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2007年07月28日

スカイスポーツを知ったころ

飛行機大好き少年だった高校時代、スカイスポーツにちょっとだけ興味が沸いてきた時期があった。
そもそも飛行機の操縦にずっと憧れ続けていたが、現実を知ってそれは簡単にはできないとわかった。
でも基地祭に行き、スカイダイビングやウルトラライトプレーン、熱気球などを見て、
スカイスポーツだったら自分でも比較的簡単に始められるかな、という希望があった。
その当時は、関連雑誌を買って何度も読み返していました。




そして「ハンググライダーは飛行機に近いし、一番手軽にできそうだ。
そのうち絶対にやってやろう。」と決めていたのだが、初めてパラグライダーというものの存在も知った。
パラシュートとは少し違って、これはグライダーとして操縦できるものなんだ、とわかった。
その後学生生活を終え、サラリーマンになった。
もうあの頃の夢はどこかに消えかけていた。
ちょうどバブルな「誰もがスキー」という時代だったので、自分もスキー道具一式を買い揃えて、
スキー場に何度も通っていたのがちょっとした趣味だった。
この趣味は数年でバブルと一緒に弾けてなくなり、スキー道具は納戸の奥で今も長い眠りに入ったままだ。




その後も何度かスカイスポーツの雑誌を買っては読んでいたが、遠くまで足を運ぶのが面倒、
なんだか機材の管理とか大変そう、
やっぱりお金が結構かかりそう、などと思っては、短時間の妄想から現実世界に戻ってきて、
普通にサラリーマン生活を続けている。

気付けばもう人生の半分くらいまで来ているではないか!

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posted by masa at 20:26 | Comment(0) | TrackBack(1) | 1.体験コースへ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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