2008年01月26日

初めてのサーマルソアリング[スクール29日目]

たっぷり2週間もブランクをあけてしまった。
スクールへ出かける日は、会社に出勤する日よりも起床時間は早い。
前日は就寝時刻が遅かったが、久々にハマっている趣味をやりに行くためだったので、早起きはさほど辛くなかった。

R355 県道7号線 懐かしい雰囲気の看板

なぜかこの日は道路が混んでいて、クラブ到着が集合時刻ギリギリの9:00になってしまった。
到着後すぐにミーティングが始まり、1日の気象予報・概況を伝えられた。
朝はまず、メインの東側エリアで飛ぶことになった。





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久しぶりのフライトは慎重に
テイクオフに上がると、さすがに気温は低かったが、天気はとてもよかった。
風はほぼ東正面、やや北からからおだやかに入っていた。
飛ぶなら今がチャンスだ。
自分たちの1つ前の車で上がっていた講習生、パイロットはすでに順次テイクオフを開始していた。
急がないと、いつまた風のコンディションが変わるかもわからない、と少し焦ったが、自分は2週間振りに飛ぶわけなので、じっくり点検をすることにした。
機材の点検や装着の手順、無線機のチェックなど、やることと順番は全部身に付いているはずだが、今回はひとつずつ、ゆっくりと確認した。



すべての機材の点検と装着を終え、グライダーを担いでテイクオフへ行くと、間もなく自分の順番が回ってきた。

久しぶりだったが風が穏やかだったし、あまり緊張はしなかった。
これから前進して離陸し、ランディングに向かうまでの間にやるべき操作などを、頭の中で何度かイメージしてから出た。

離陸してチェックポイントを通過した後、サーマルがあったようで、上下前後左右に細かく揺らされた。
グライダーにぶら下がっている自分が、風に揺らされた場合の修正の仕方は大体理解はしているつもりなのだが、いっぺんにいろんな揺れが来た場合にはちょっと困る。
どれか1個に対して頭で少し考えながらなら修正できるが、いちいち頭で考える分余計な時間がかかってしまうから、複合的に3次元に揺れる状況では今の自分には対処がちょっと難しい。
それでも一生懸命風と戦い、何とか目的の方向へグライダーを進めた。
(おかげで課題を練習することはできなかったが...。)

高度処理ゾーンで高度を少しずつ下げていき、ランディングの吹流しをよく確認し、基本的な進入コースをたどった後、ターゲット脇の広い場所にスムーズに設地できた。

久しぶりだったが変に緊張することもなく、リラックスして1本飛ぶことができたので、いつもの感覚が取り戻せたような気がした。





感覚を取り戻して2本目
すぐ2本目に上がるぞ!と、すっかりやる気モードになって、機材を畳んで歩いてクラブハウスに戻ると、今飛び立った東側のテイクオフの風向きが、段々西寄りに変わりつつあることがわかった。
先に1本を飛び終えていたT村さんは、「西側で飛べるようになるまで講習バーンで練習します。」と言って、講習バーンへ出かけていった。

自分は、東でも西でもいいのでとにかく上がってみようと、送迎車でまたテイクオフに向かった。

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お昼前。
東側のテイクオフに到着すると、講習生は待機状態、パイロットたちが南面のテイクオフから離陸していた。
やっぱり風は、吹き付ける向きを少しずつ変えているようだ。
講習生は、予報通り西側からの風になるまで様子を見ているようだったが、全然高い技術を持っているパイロットの人たちは、メインの東面テイクオフの脇にある、南面のテイクオフから、少しずつ感覚をあけて皆出て行ってしまった。







その後、風は西から吹く時間が多くなってきた。
今日のテイクオフディレクター、Y美インストラクターの指示により、残った講習生は、今から西側のテイクオフへ移動することになった。
機材を車に押し込み、2回に分けてお引越し。
山の反対側、西のテイクオフまでは車で5分くらいだ。

地上の煙も手前の吹流しも向こうへ流れている テイクオフ引越し







西テイクオフ

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第2便で西側のテイクオフに移動して間もなく、ランディングにM浦インストラクターが到着、準備が完了した。
すぐに、先に到着していたパイロット、講習生がどんどん出て行き、
自分の順番もすぐに回ってきた。

無線でテイクオフを申告し、すぐに飛び立った。
気持ちはすっかり落ち着いていて、特に心配するような事もなかった。
離陸して間もなく、右側の尾根で隠れていたランディングが見えたので、目視確認を無線で報告する。


初めてサーマルソアリングを経験
機首をターゲットの×印の方向へ向けて、とても広い田んぼの上空へと進む。
するとしばらくして、ランディングのM浦インストラクターから「masaさん、その辺りで右360度旋回してみて。」と指示が来た。
座っているハーネスから右へ大きく乗り出して、右のブレークコードをぐぐーっと引いて旋回する。
最初に向かっていた方向に機首が向く少し手前でコードを戻していき、だいたい元通りの方向を向いた。
「じゃあもう1回やってみて。」
また同じ操作で旋回する。
「しばらくやって。」
!?同じ場所で、しかも右にばっかりぐるぐる回るの!!
旋回の練習は初歩段階から何度もやっているし、どうせなら最近やりだしたビッグイヤーやピッチングの練習のほうがいい!と思った。
言われた通り、最終的に同じ場所で5周くらい回った。
「masaさん、その辺りはサーマルが結構出ているみたいだから、少し回すとどんどん上昇できるよ。」
そうなの!!先に言って!!

確かに回っている間、時々下からぐぐっ!と力強く押し上げられる感じがあって、「なんだよ、旋回しづらいなぁ。」と思っていた。
確かにこの空域に入ってきた時よりも、高度はだいぶ高いようだ。
ランディングのほうを見てみると、地上にいる講習生やインストラクターが、誰が誰だかわからないばかりでなく、吹流しの向きもよくわからないほど高かった。
ここで初めて「高い!」と実感した。
ベテランパイロットや先輩から見ればほんの短時間だったかも知れないが、初めて上昇気流に乗って上昇したわけであって、後になってからじんわりと感動が来た。




ビッグイヤーで一気に降下
さて、ランディングはすぐそこにあるのに、こんなに近い場所でこんなに高いところまで上がってしまった。
垂直降下はできないので、「じゃあビッグイヤーやりましょう。」

今の時点でターゲットから遠ざかる方向を向いているが、高度にはかなりの余裕があるので、そのままビッグイヤーに入る。
M浦インストラクター「はい、じゃあどうぞ!」
えっと、これとこれだったよな。
と、翼端に接続されているラインのライザーを、手でつかんでぐいっと折り曲げると、ありゃ?
右はきれいに折れたが左の翼の形がおかしい。
手前のライザーで隠れて見えなかったのだが、よく見ると左手は違うライザーを握っていた。
ランディングでしっかり監視していたM浦インストラクターから、「はい、もう一回仕切りなおし。」と言われ、もう一度、今度は正しいライザーを引いた。
両翼端が、今度はきれいにぺロっと下に折れ曲がった。
「はいじゃあそのまま左旋回してこっちに向かって。」
左へ体重移動し、大きく左へターンする。
ターゲットの×印が正面に来たところで旋回をやめ、そのままライザーを引き続けた。
ターゲット方向へ直進しつつ、高度がどんどん下がっているのがよくわかった。
しかし最初に翼を折って旋回を始めてからターゲットに近い場所まで、ずっとライザーを引き下げていたので手がとても痛い。
途中で一度手を離して握りなおしをしてもよかったのだろうが、夢中だったのでそんな余裕もなかった。

その後、高度処理をしてターゲットへ進入しよう、と思った時、高度処理を遠めでやって、かつ大回りで進入してしまった。
おかげで着陸は、だいぶショートしてしまった。
それに、降りた目の前にあった小さな木にグライダーが引っかかってしまった。
M浦インストラクターがすぐに回収を手伝いに来てくれたので、これはあんまり問題ではなかったが...。
とてもお粗末なランディングだったが、今までは、テイクオフの後は高度を下げていくばかりだったのに、短時間でも高度を上げることができたあの感動は大きかった。
しかし今思えば、あの時あの空域には自分以外誰もいなかったし、もっと回させてもらえば良かった...。

あっ!ハングが!! 発電用風車の間を!? 気をつけてくださいよ!

ランディングエリアの中の、機材を畳むスペースは、融けた霜でドロドロだったので、皆道路で片付けた。
誰かが「あっ!」と叫んだので空を見ると、今日は珍しく回転している発電用の巨大風車のそばを、他のクラブのものと思われるハンググライダーが飛んでいた。早いし気持ちよさそうだけど、あれは危ないなぁ...。



時計を見ると時刻は13:30頃、一度ハウスに戻って昼食。
天気がいいのでハウスの外のベンチで仰向けになって、少しウトウトした。
真っ青な空の下、静かなところでの昼寝はとても気持ちがいい!


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1時間くらい休憩をとったあと、S木インストラクターが運転する送迎車が帰ってきた。
「今テイクオフはちょっとコンディションが微妙なので、上がっても飛べない可能性がありますよ。」
ひょっとしたら待ちのみになって、また車で下山、という事になるかも知れないが、いずれにせよ上がらなければ飛べないし、腹をくくって送ってもらう事にした。

西側のテイクオフに到着すると、先輩講習生が待機中だった。
風はほぼ真横、北側から入っていた。
我々講習生が使っている初級機では、この条件の中ではランディングまで到達できない可能性があるということから、テイクオフディレクターのY美インストラクターからGO!が出ない、というわけだった。

30分近く経って、ようやく風が正面気味になった。
今だ!ダミーを兼ねて、初級機の中でもちょっと性能が良い機体を持っている、K子さんが出た。



これなら大丈夫そうだ、という事で、全員てきぱきと機材の準備をする。
続いてO原さんも出て行った。

K子さん離陸準備中 続いてO原さん発進準備中

しかしその後はどんどん不安定なコンディションとなってしまい、結局クローズになった。
皆で機材を畳み、車に乗って下山した。

・フライト本数:計40本
・フライト時間:計6時間09分
・スクール在籍:6ヶ月




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