2007年11月23日

20本突破![スクール19日目]

今日もいい天気だ。
毎回、予め天気が良い事を確認して出かけてるわけだが。
6:30に自宅を出発し、8:30に到着した。
スクール入口の交差点
最近になって、自宅からスクールへ通うルートが固まってきた。
渋滞ほとんど無し、高速はETC割引が適用され、坂道も少ない。
高速代片道850円、走行距離105km、だいたい2時間から2.5時間、平均燃費は14km/L。
今朝はやや西から風が吹いているので、ミーティングで、インストラクターTさんから、西側エリアでのフライトと発表された。
同じベーシックライセンス取得コースの、自分とさほど技量が変わらないT村さんとS藤さんは、まだ西でのフライト経験が無いという理由で、講習バーン行きとなった。
西側のエリアは、テイクオフは出やすいと思っているが、ランディングは周囲を林に囲まれていてちょっとこわい。
過去2度飛んでいるが、細かい無線指示があったからであって、それでも2本目は、背の高い杉の木に足が引っかかりそうになったし、自分の前を飛んだO原さんはターゲットを通り越して、奥の林の木に突入してしまった。
普段はメインの東側で飛んでいるので、たった2回しか飛んでいない西エリアのフライトのコツは、もうほとんど覚えていない。
不安になったら遠慮なく無線でインストラクターに問い合わせよう、と決めた。
10:00頃、車で西側のテイクオフに上がった。
西側のテイクオフ
先週末よりも、紅葉が少し進んでいた。
空気も澄んでいて、とても気持ちが良かった。相変わらず寒いけど。
インストラクターTさんが、しばらくテイクオフで風を見た後、いつものように「じゃあ誰かパイロット出て」と言った。
テイクオフではわからない、少し先の空域の状況を見るためだ。
先輩パイロットが手際よく準備を済ませて、さっと飛び立っていった。

何人かが出て行った後、早速自分の順番が回ってきた。
先輩に手伝ってもらって機材の点検を済ませ、「masaです、masaです。19本目です。西は3本目になります。よろしくお願いします。」と無線を入れた。
「こいつは西の経験が浅い」とインストラクターにわかってもらうために、わざわざ「西は3本目」とあえて付け足した。
ランディングのインストラクターT中さんから「了解、いつでもどうぞ。」と返事が来た。
「行きまーす!」と勢い良く前進する。
2、3歩前に出ると、後ろでキャノピーが立ち上がってきて、腰の左右のカラビナが接続されている部分に、上に引き上げられる力がかかる。
横風があると、左右の引かれる力が均等ではなく、斜めに持ち上げられつ感じがするのだが、今回は両方ともほぼ均等に上がる感じだった。
これなら大丈夫!と思った。
その後、さっと頭上のキャノピーを見渡して、異常無しを確認してさらに前進した。
ちょっと風が弱いようだったので、なかなか体が浮かない。
そのまま一生懸命前進を続け、もう地面が無い!というくらいのところで何とか離陸し、その直後、少し沈下もした。ちょっと怖かった。
よくインストラクターからは「体が浮いたと思っても、しばらく足は走り続けなさい」と言われていたのだが、このとき初めて「なるほど走るのをやめなくてよかった」と実感した。
しばらく直進し、「自分の判断で座りなおしを」と言われていたので、機体の揺れが止まって安定した、と思ったときに、スタンディングポジションから、さっとハーネスに座った。
風はあまり吹いておらず、ふうとリラックスしたのも束の間、体ががくがくっと上に上がった。上昇気流に突入したようだった。
その後も時々同じような状況があり、気付くと高度がだいぶ上がっていた。
ベテランパイロットなら、こういった上昇成分をうまく使ってどんどん高度を稼いでいくのだろうが、自分はまだその手法を教わっていないし知らないので、まったく猫に小判だ、と思った。
それどころか揺れを自分のコントロールで抑制する方法も今ひとつなので、揺れるたびにハーネスの中で体が傾いたりして、不安にもなった。
しばらく進んだところでランディングで見ていてくれているT中インストラクターから無線が入った。
「高度処理ゾーンで180度旋回を何度か繰り返して降下するように。」
ランディングゾーン手前の道路に沿って、左旋回と直進、右旋回と直進、を繰り返し、8の字を描くようにしながら高度を下げていった。
その間にも何度か上昇気流にぶつかり、高度はなかなか下がってこなかった。
滞空時間が長いのはちょっと嬉しいが、やっぱり大きく揺れると怖い。
しばらくして、ちょうど良い高度まで下がってきたので、ランディングエリアに向かう。
以前引っかかりそうになった杉の木から遠ざかり、大きく回りこんで、指示されていた通りのコースでターゲットに向かった。
つもりだったが、途中の旋回半径を大きくとってしまったので、だいぶオーバーしそうだ、と気付いた。
この西のランディングエリアは、全体が傾斜しているのだが、上半分くらいの面積は講習バーンとして使用されている。
そしてこの日、体験コース参加の若い女性を中心とした大勢が、斜面で「ふわりと滑空体験」を教わっている真っ最中、またそのさらに上のほうでは、朝別れたT村さん、S藤さんもライズアップの練習をやっていた。
「うーん、そのまま直進して降りて。」とT中インストラクターから指示が来た。
正面にいる人達にぶつかる心配は無いと思っていたが、下にいる人達から悲鳴が上がった。
「うわーっ!」「きゃーっ!来たー!」って、おれは変態か!!
ぐいっとブレークコードを引いて、斜面の中央よりやや上のほうに降りた。
前方にキャノピーが「ばさばさばさっ!」と倒れこんだので、最後のダメ押しでまた「きゃーっ!」と言われた。「すいませーん」と謝った...。

体験コースの若者たち
キャノピーを丸めて、端のほうの「畳む場所」に機材を全部置いて、T中インストラクターからアドバイスをもらった。
最後の進入の際、ターゲットに近付き過ぎ」との指摘を受けた。
遠めから大きく入ってこないと、最後の高度処理をするスペースが稼げなくなってしまう、とのことだった。
これは「うんうん、なるほど」と、とてもよく理解できた。
その後、送迎車が車での間、次々と降りてくる他のパイロットやスクール生たちを眺めて「正しいコース」を見学しながら、講習バーンで訓練を繰り返す、自分よりも後から入校したスクール生たちのお手伝いをやった。




T村さんのライズアップ練習。

よーく見るとわかるのだが、ライズアップの途中、体が左真横に少し移動している。これはテンションが弛んだ側のライザーを張るための動作で、左右均等にキャノピーを引き、自立を維持するためのもの。その結果、少し傾きつつあったキャノピーが真っ直ぐに修正されている。これも最初に体で覚える感覚のひとつだ。




しばらく飛んでいたベテランパイロットもどんどん降りてきた。
スクール生の我々とは違い、彼らは自分たちで風の状況を見てアプローチコースを決める。
そこで色々な方向からぐるっと回り込んでターゲットに向かって降りてきた。
きちんと上から「降りるよー!」とか「そっちに行くよ!」とか宣言をしてから降りてくる。
地元のベテランパイロットY内さんが、やはり「ちょっと降りるよー!」と叫んだあと、林で囲まれたランディングエリアの周囲をぐるぐる回りながら進入してきた。
また悲鳴が上がった...


間もなく送迎車が来たので、パイロットと一緒に乗り込んで、もう1本飛ぶためにテイクオフに向かった。
続々と離陸
朝と違って今度はパイロットがたくさん集まっていて、テイクオフラッシュだった。ひたすらキャノピーを広げるお手伝いをした。
途中、山にきのこ狩りをしにきた年配の4人組の方々が、「うわー、すごい!」と言ってテイクオフのほうに歩いてきた。
「パラグライダーを飛ばしている我々がそんなにすごいのか!」とちょっといい気分になったが「ほらー、あんなに良く見える!」って、パイロットにではなく、景色に感動していたようだった。
確かにいい景色ですね...
1時間くらい、風を待ったり手伝ったりしていたが、ふと腕時計を見ると、もう1時を回っていた。「昼食、まだだったなー。」と思った直後、「よし、じゃあmasaさん次準備して。すぐ、すぐ、今すぐ!」と急にあおられた。
Tインストラクターが、ほぼ無風になったため、ひよっこが出るなら今が一番!と思ったのだ。
つい先ほど受けた指摘をよーく思い出して、さっさと離陸した。
今度はそれほど揺れなかった。
多少の指示をもらったものの、ほぼ自分の判断で、今回はきれいにランディングを決めた。
片付けてクラブハウスに一度戻り、ほとんど誰もいないハウスで昼食を食べた。
時間はもう2時近く。もう皆昼食を済ませ、風向きが東寄りになったので、いつもの東テイクオフに上がっていった後だった。
昼食の後、ハウスの目の前にあるメインランディングをしばらく眺め、アプローチのコースをよく見学した。
テイクオフとランディング
山の上のほうに写っているゴミのようなものは、全部パラグライダーです...
まもなく送迎車が来たので乗り込み、いつもの東側のテイクオフに上った。

先週よりも「赤」が増えた山 続々と出て行くパイロット



この時間になると、もうだいぶ陽が傾いており、地上には日陰も多い。
よって上昇気流もあまり出ておらず、ベテランパイロットにはつまらないコンディションではあるが、我々のような初心者には飛び易い状況である。
午後一番に、先にテイクオフに上がっていたS藤さん、T村さんがいた。
なかなか風が安定せず、ずっと待たされていたようだ。
パイロットが一通り出たので、ずっと待っていた2人が先に出ることになった。
テイクオフディレクターの発進許可を待つT村さん

発進したS藤さん
そしてすぐ自分の番が回ってきた。
無線で離陸準備OKの宣言をする。
「masaです、masaです。21本目です。よろしくお願いします。」
「masaさん、了解です。ランディングは山からの吹き降ろし気味なので、アプローチは反対側からになります。」
これは1度やった。
いつもとは逆方向からターゲットに入るコースだ。
「行きます!」と言って走り、スムーズにテイクオフできた。
余計な風はほとんどなく、最初のチェックポイントに機首を向けてハーネスに座り、リラックスして周囲の景色を楽しむことができた。
風が寒いが秋空の夕日はきれいで、早くもっと長く、高く飛べるようになりたい、と思った。
チェックポイントを通過し、今度は機首をランディングエリアの方向に向ける。前を飛ぶパイロットのコースを参考に、高度処理をしてアプローチに入り、うまくターゲット付近に着陸することができた。

今日は全部で3本。
最初の1本はいまひとつだったが、後の2本はだいぶ良かったと感じた。

・フライト本数:計21本
・フライト時間:計3時間00分
・スクール在籍:3ヶ月

さくらちゃん




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