2007年10月31日

空飛ぶ乗り物を操縦する者の責任

戦闘機が事故を起こした、というニュースを見ました。
航空機好きの自分にとっては、大変ショッキングな出来事です。

離陸のために加速中、というタイミングだったようですが、機体の後部が炎上したまま滑走路上で前進を続け、その後空港敷地内で停止。
現代戦闘機なので射出座席(脱出装置)も備わっており、パイロットの判断により、即座にレバーやハンドルを引くことで、航空機を捨ててパイロットは脱出することができます。
しかし映像を見ていたら、停止した戦闘機から、乗員が自力で這い出し、足を引きずりながら徒歩で逃げていました。
2人のパイロットは肋骨を折るなどの重軽傷だったそうです。

操縦中に危機に陥ったと気付いても航空機を捨ててさっさと脱出しなかったのは、周囲への被害を最小限に食い止めようという使命があるからで、最短距離で停止させるべく、きっと必死にコントロールを続けていたのからなのでは。
空港の周辺にはたくさんの住宅もあります。
旅客機にしても、航空ショーで見るアクロバットやデモ飛行にしても、いざというとき、パイロットは命がけで操縦を続け、民家や人が密集しているような場所を避けて、機首を海や山など比較的安全な方向に向けていますし、また予め出発前には、ルートの途中の緊急時のための空港や、目的地に降りられない場合の代替空港を決めています。
「何かあった場合どうするか」を常に考えているんですね。

パラグライダーも、軽量・低速で、動力も金属部品も無い(少ない)とはいえ、地上にいる人たちにとってみれば、物体が頭の上を飛んでいるのだから、場合によっては危険な存在であり、脅威です。
身に付けている装備の他、ポケットに入っているものなど絶対に落としてはいけないし、操縦を誤って他人に怪我をさせたり、壊したりしないよう努力をするのは最低限の義務。
山奥や海の上など、他人に迷惑が掛かりにくい場所でフライトしている分にはこういったリスクは少ないかも知れませんが、道路や住宅の上、また他のエリアで飛ぶような事もあるだろうから、操縦者としての責任は、いつでもどこでも常に意識していなければなりません。

無理をせず、決められたルールをきちんと守り、また自分の安全確保だけでなく、自分以外に対しても安全を確保しなければならない責任が生じるのは、車を運転するドライバーにも、航空機を操縦するパイロットにも言えることだ、と、改めて考えさせられました。



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