2007年08月05日

離陸の練習と学科講習[スクール生1日目]

今日も浮遊の練習
1泊した宿を出て、9:00少し過ぎにクラブハウスに着いた。
「おはようございます!」と挨拶をして、受付に置いてある名簿に自分の名前を記入する。
昨日注文した機材のうち、ハーネスとブーツはクラブに在庫があったので、それを使うことになった。
かなりうれしい。これは自分のだ。大事にしよう。
本当は今回の小旅行では、昨日の午前半日だけパラグライダーをかじって、残りの1.5日は周辺の観光スポットで遊んで帰るつもりであったが、昨日1日のパラ体験ですっかりハマってしまった。
あまり乗り気でなかったかみさんも、今では「自分も本格的にやりたい」と言い出す始末である。
でも1度に60万円の出費を2人分というのは厳しい!と考え、かみさんはもう少し間を置いてから再検討するという。
自分の長年の夢の実現のためにありがとう。
そして、自分だけいい思いして本当にすまぬ。
今日は昨日よりも、エリアの風のコンディションが良いということと、日曜日なので、スクール生やベテランパイロットが朝からわんさか集まっていた。
昨日はがらがらだった駐車場も、ほぼ満車の状態だ。
車を見ると、地元ナンバーの他、都内からの人も多いようだ。
自宅から2.5時間かけて通うのは遠いと思っていたが、もっと遠くから来ている人もたくさんいるのを知って、そこまでしてでも続けたくなるほどの魅力があるんだろうなぁと、今さら当たり前のことを思ったのだった。
自分は正式にスクール生として学ぶ決意を固めているので、受講料を支払って、ベーシックコースを申し込んだ。
ベーシックという資格は、一番最初に取得するものであり、山から飛んで、スムーズに降りてくる最低レベルの技術を習得することを目標にしている。この受講料で6ヶ月間、何回訓練してもOKという仕組みになっており、こういったやり方は、他のスクールでも採用しているようだ。
この受講料を支払ったので、今後当面かかる費用としては、交通費と食事代くらい、ということになる。
昨日は風の関係であまり飛べなかったから、とKさんが、一緒に来たかみさんを気遣ってくださり、追加費用無しでかみさんも講習に参加させてもらえることになった。
Kさん、本当にありがとうございます。
今日も昨日に負けないくらい暑いが、少しでも上手に飛べるようになるために頑張ろう!

近くの講習バーン
昨日とは風の条件が異なるということで、クラブハウスから車で5分くらいのところにある、昨日とは違った講習バーンで練習することになった。
今日は自分と同じ初心者クラスに、若いお兄ちゃん2人、お姉ちゃん2人、そしておじさん1人も加わった。
お姉ちゃん2人とおじさんは、今日限りの体験コースへの参加のようだ。
若いお兄ちゃんはだいぶ前に、3日間お試しコースに入った後、3月に来て以来とのことだった。
3日目の今日、講習終了後に、今回限りでさよならをするか、それとも自分と同じようにひよっこパイロットの仲間入りをするのかの選択を迫られるわけだ。
今日の講習バーンは昨日のところよりもちょっと広く、横並びで2面の開けた斜面があった。
このうち片方は、少し大きな段差があって、もうちょっと高高度を飛べる形になっていた。
早速昨日と同じように準備体操と機材チェックをして、斜面から何度も走って短距離の滑空をやる。
なかなか良い向かい風が出ずに、ちょっと浮いては地上を走ってやり直し、をずっと繰り返していたが、体格が小柄で体重が少ないせいなのか、かみさん一人だけがかなり遠くまで飛んだ。しかも高高度で。
かみさんが着地後にグライダーを畳んでいる間、Kさんが我々のところに来て言った。
「なぜ奥さんがあんなに遠くまで飛べたかわかりますか?変に力まず自然に任せているからです。」
本気で習うつもりでいる自分と周りの初心者クラスの人々にとっては、非常に悔しいできごとであった。
一緒に滑空を繰り返していたメンバーのうち、お姉ちゃん2人とおじさんが、講習バーンからテイクオフへと移動していった。
気象条件が整いタンデムができるようになったとのことで、車で登っていったようだ。
しかし今日も暑い。気温は32度くらい。
Kさんが準備してくれていた冷たいお茶を、一回飛んでまた戻るたびに、がぶがぶ飲んでは汗をかいた。
Tシャツもパンツも汗でびっしょりだ。
昨日タンデムフライトで高いところを飛んでいたときはすごく涼しかったが、講習バーンでの初心者のこの訓練は、夏はかなり辛いものがある。
こんなに辛い思いをしてまでやるのか...と、心が一瞬揺らいだりもした。
準備をして飛んで、すいーっと滑空して着地まではいいのだが、グライダーを畳んで担ぎ、ハーネスもしょった状態のまま斜面を歩いて戻るのが結構きつい。
これも自由に空を飛べるようになるための試練と思い、頑張るしかない。
この日も11:30頃には講習バーンを撤収し、車でクラブハウスに戻った。

長めに休憩
ハウスに戻って、ずぶ濡れになったTシャツを着替えた。
今日はそうめんは出てこなかった。
クラブハウスには、レストランこそ無いものの、カップラーメンや冷凍食品などが常備してあり、安い値段でご馳走になれる。
自分はラーメンとピラフ、かみさんはピラフのみをいただいた。
フライトを終えたベテランさん達やインストラクターの方々が次々とハウスに戻り、車にあいのりで食事をしに出かけたり、クーラーがきいたハウス内でのんびりと休憩したりしていた。
備え付けの専門誌を読む人、ソファーで横になってうとうとする人、ハウス内に設置されたハーネス調整用のスタンドにぶらさがってイメージトレーニングのような事をやっている人、外で犬と遊んでいる人。
夏の午後は暑く、外で長時間練習するにはちょっと厳しいので、長めに休憩時間を取るとのことだった。
自分とかみさんも、テーブルで突っ伏してうとうとしたりと、ゆっくり休憩時間を過ごした。
13:00頃、真っ青な空に、急に雲が増えてきた。
インストラクターさんは何だかバタバタと忙しそうだ。
インターネットで気象予報などをチェックしているようだった。
この様子だと雷雲が発生し、にわか雨が降る可能性があるそうだ。
テイクオフに上がっていたインストラクターからも、無線で大粒の雨が降り出したと伝えている。
午後はハウスでじっとしているしかないようだ。
暑い中、あの辛い思いをもうしなくて済むのか、という安堵の気持ちと、一人前パイロットが少しだけ遠ざかったという少し残念な気持ちが自分の中で交錯していた。

楽しい座学
こんなときは、ハウスの中で集中的に座学をやるらしい。
KさんがノートPCをテーブルに持ってきて、講習用のビデオを見せながら、自分とかみさん、それから同レベルのスクール生を呼び集めて世間話しをし始めた。
いきなり難しい話しに入ることはせず、少しずつ本題に絡めながら講義を進める。
実技の教え方がうまいと思ったが、学科を教えるのもバッチリだ。
パラグライダーの特徴や基礎知識、色々な楽しみ方などを教わった。
単に限られたエリアをふわふわ飛ぶのも楽しいが、色々な競技があること、クロスカントリーといって、事前に計画を立てて、長距離フライトに出かけてみることも可能なこと、海外のエリアへ皆で出かけてフライトする楽しみなど、
パラグライダーは、何度も経験を積むことが重要だが、並行して座学で理論を学ぶことも必要と言っていた。
確かに言われた通りに操作をするだけでふわっと浮くことを繰り返していたが、理屈はまったく抜きだった。
今ここであらためて、パラグライダーが浮上する仕組みや気象のこと、ルールについてざっくり教わったのだが、「ふむふむなるほど」と、実践したことと理屈が一致して、手ごたえのある座学であった。
座学の最後にちょっとしたアンケートのようなものを記入して提出、皆に挨拶をしてクラブハウスを後にした。
今日がお試しコースの最終日というお兄さん2人は、そのまま席に残っていた。
これからKさんと、今後どうするのかを話すのだろう。
機材は安いものではないが、彼はまだ若く独身の様子。
お金もきっとあるだろう。
次回以降、一緒に訓練できるといいな、などと考えつつ、帰途についた。


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