2007年08月04日

祝!初フライト!!

早起きして出発
自宅からスクールまでは、カーナビによる検索では2時間ちょっとだった。
頭が悪いカーナビなので、100%信用するのは危険(過去何度もだまされている)、スクール受付時刻9:00の3時間前、6:00に家を出ることにした。8:30に到着した。




クラブハウスで申し込み
お天気お姉さんがあまりよい予報を出していなかったためか、受付開始時刻の9:00になってもクラブハウスはひっそりした感じだった。
後から聞いて知ったのだが、すでにライセンスを持っているベテランパイロットの方々は、自分たちで天気予報や天気図を見て、エリアの天候予測を立てて、出かけるかどうかを決めているらしい。
しばらくすると、常連さんらしき人たちも、ぽつりぽつり集まってきた。
皆とてものんびりしていて、あわただしい雰囲気は全然なかった。
アットホームでリラックスできて、いい感じである。

クラブハウスの中にあるテーブルに座ってコーヒーを飲みながら、誓約書を読み、サインをした。
特に難しい内容は無かった。

ロリポップのドメインは選べる全85種類!!


今回申し込んであった体験コースは、地上の講習用広場(講習バーンという)でパラグライダーを立ち上げ、少し走ってふわっと浮遊体験をする、というものだった。料金は一人数千円、時間は午前中一杯の半日。
機材は全部貸してもらえる。この他に施設使用料(数百円)を支払った。

心配していた気象条件。
講習バーンでの練習はなんとかできそうだが、ベテランの人たちが使うテイクオフ(山頂にある高高度フライト用の離陸広場)は風が強くてダメ、とのことだった。




体験コースに出発!
インストラクターさんから今日の説明を一通り聞き、レンタルのブーツを借りて履いた。

貸し出しているブーツは、一般的にトレッキング用に製造・販売されている「トレッキングシューズ」で、着地に失敗しても足首を痛めにくい構造になっていて、接地面は草の上でも踏ん張りがきくよう、滑りにくいパターンが施されている。
この他、本格的なパイロット用ブーツもクラブ内のショップで売っている。

このフライトエリアでは、その時、またはその後予想される風向きによって、使用する講習バーンやテイクオフエリアを、複数の中から選んでいるとのことだった。
今の時間帯は、山の反対側のエリアが適しているそうなので、クラブのワンボックスカーでそこまで運んでもらう。インストラクターさんが、我々のレンタル機材を車に積んでくれた。

講習バーンに行くのは我々夫婦だけかと思っていたが、朝、クラブに集まってきたベテランの人たちも一緒に乗ってきた。
見た感じ自分より少し年上、40〜50代くらいのようだった。
わくわくどきどきしながら、峠道をぐいぐい登る車に無言で揺られていると、「どこから来たの?」「はじめてなの?」とベテランさんたちから色々聞かれた。
すっかり打ち解けて、普通に会話をする仲になった。
彼らはすでに、一人で山から自分の判断で飛べるだけの技量を持っているのだが、この日は前述の通り強風でフライト不可。
そこで彼らも講習バーンに行って、グラハン(グランドハンドリング)の練習をするのだそうだ。
離陸直前にグライダーを立ち上げるライズアップの操作の他、横風に対処するための練習など、ライセンスを取った後も、地上で練習することはたくさんあるらしい。

10分ほど走って、講習バーンについた。
山の一部を切り開いた講習バーンでは、クラブのインストラクターの方2名が草刈りをしていた。
とても暑いのに、大変ご苦労様です。

ホワイトデーに月と虹の贈り物♪



準備運動
暑い!!台風一過で晴天、この日の最高気温は予報では33度。
都会から離れて山に来たので少しは涼しいだろうと思っていたが、全然暑い!!!
まだ何もしていないのに、すぐに額から汗がどっと出てきた。
車から各々の機材を降ろし、担いで広場に向かう。

機材を地面に置いて、まずは準備体操。
脇や背中、手足を伸ばしたりほぐしたりする、簡単なものを5分くらい、インストラクターの指示に従ってやる。
「はい、片腕を持って引っ張って、脇をゆーっくり伸ばしてー。」 「うー、・・・いてて。」
昔は長年、色々なスポーツを継続してやっていたが、ここ数年はまとまった運動など全然やっていない。(職場でやったラジオ体操ぐらいだ...。)
しっかり体をほぐしておかないと、ケガをするに違いない。

その後、ベテランさん達は少し離れたスペースに移動、もうちょっと上級のスクール生を教えるインストラクターと一緒に別メニューのようだ。
自分とかみさん、そしてスクール生として講習を始めて3日目というI井さんの3人は、その場に残る。
I井さんは、すでに基礎部分は教わっているので、自分のグライダーを広げて準備に取り掛かる。





機材チェックと装着
自分とかみさんは、グライダーの広げ方、構造について、実際にグライダーを見ながらその場で教わる。
そして自分とグライダーをつなぐハーネスを着用、ヘルメットをかぶってチェックを受ける。

ハーネスは、フライト中に腰掛ける椅子のような形になっている。
体はパラシュートからダイレクトにぶら下がっているものなのかと思っていたが、そうじゃなかった。
まず、ちょうどリュックサックの肩ひものようなものをしょって、次に太ももの付け根付近を巻くベルトをはめる。
股間から上方向に伸びたベルトを、腹回りに水平方向に通すベルトとつなぐ。結構簡単に装着完了。
高高度を飛ぶ際には、これに腰掛けるらしい。

ヘルメットはかぶってアゴ紐をワンタッチでカチッと固定してOK。

次にグライダー。
グライダーは、空気をはらむと膨らんで、ちょうど飛行機の翼の断面と同じような形になる。
これで飛行機の翼と同じように揚力が生まれる。
このため空気取り入れ口がグライダー前縁にあって、これを上方におく。
そしてグライダーの上方、パラシュートのような部分(キャノピーと呼ぶ)から伸びている紐(ラインと呼ぶ)を、自分のほうに向かって伸ばし、絡んでいないことを確認する。
実はこのライン、今回初めてパラグライダーに触れる前から厄介だろうな、と思っていた。
こんなにたくさんの紐、まとめたりほどいたりっていうのがとても億劫で、これだけでもちょっとやる気が失せそうになっていた。でもK本さんに教わったとおり、順番にやればどうってことなかった。
確かに本数は多いが、手元側で数本ずつが束ねられており、上の束から順番に、上方にぴょいっと引っ張ると、するするっと絡んでいたものが分離する。これをすべてのラインに対して順番にやれば良いのであって、さらにラインは接続されている先ごとに、きれいに色分けもされている。

全部のラインをチェックしたら、すでに着用済みのハーネスの、ちょうどわきの下とへその横方向とが交わる辺りにあるカラビナという金具に、ラインの先っちょの輪っかをカチッとはめる。左右各1箇所ずつの、これだけの接続なのでかなり心配だが、カラビナ1個で2tくらいの強度があるらしいので大丈夫なんだろう。
今日は高高度を飛ぶわけではないし、余計な心配は無用である。
これで装備は整い離陸準備OK。約10分と、準備は意外と簡単である。




テイクオフ!
なだらかな斜面に立ち、インストラクターさんの指示を待つ。
前方、山の下のほうには町並みが見え、景色がとてもよい。
立っている斜面の中腹に、飛行場で見るものと似た吹流しがあるが、だらんと垂れ下がっていてほぼ無風であることを示している。
パラグライダーは、完全に無風でもグライダーというぐらいなので滑空できるが、その場合は降りる一方なので、ちょっとだけ向かい風があるくらいがいいようだ。
そのちょっとだけの風をじっと待つ。
額から汗が流れるのを感じながら、ただじっと待つ。
1、2分待った後、「はいっ!じゃあ前に出て!」と言われる。

事前に説明されていた通り、脇を締めた状態で真横に出した両手をそのままに、前方にぐいっと2、3歩出る。
バサバサっとグライダーが風を受ける音が聞えると同時に、両手がグライダーによって、後ろ上方に引っ張られる力を感じる。
「まっすぐ前に走って!」言われるままにそのまま前へぐいぐい走る。結構な力が手にかかるが、ここでも言われた通り、変に力を入れず、手は自然にグライダーとともに上方へ上がっていく。さらに前へ走る。
腰に接続されたカラビナに力がかかっているので、腰を一生懸命前進させる感じ。

すると、ふわふわっと足が宙に浮いた。「そのまま走って!!」


記念すべき初フライトである。
ライト兄弟の初フライトのように高度と距離は「ちょっと」だが自分にとってはとても感動が大きい。

これくらいの助走では、またすぐに足が地面に接地する事があるので、とにかく前へ走る気持ちを持ち続けることが大事なんだとか。
そのままふわーっと20cmほど浮いて、少し前方へ滑空したところでグライダーが下がりはじめ、「両方とも引いてーっ!」と言われた。
すぐに左右の手で握っていたブレークコードを腰の当りまでぐいっと同時に引くと、ブレーキがかかってふわりと接地した。
これで初フライト完了である。

飛行距離約20m、高度数10cm。

手元側からラインを束ねて右手に持ち、左手でグライダーを抱えて汗だくになりつつ元の場所に戻る。次はかみさんの番だ。
言われた通りに忠実に操作しただけなので、どうしたらどう浮いたのかがよくわからなかったが、乗り物に乗って動力によって飛んだ感覚とは違い、自分が生身の体で宙に浮いた感覚を強く感じた。
これは面白い!!

その後同じ場所で、かみさんと1機のグライダーを交代で3度ずつ程滑空を繰り返した。
同じバーンで練習していたIさんも、自分のペースで何度か滑空を練習した。




体験フライト終了
そろそろ正午なので、車でクラブハウスに戻ることになった。
途中、Kさんのご厚意により、テイクオフに立ち寄ることになった。
ハウスまでの道から、途中でわき道にそれて、ガタゴトと険しい峠道を行く。
車が1台やっと通れる程の幅で、冬場は滑って絶対に登れないであろう急勾配。
5分くらい走ったところで急に視界が開けて到着。

すばらしい眺望!
ずっと向こうに町並みが見え、手前の下のほうにはクラブハウスが見えた。
ベテランさんたちは皆ここから飛んでいるそうだ。
気持ちいいんだろうなぁ、と思いつつ、テイクオフを後にする。

クラブハウス内はクーラーがきいていて天国だった。
扇風機の前に立って幸せな気分になった。
汗でずぶ濡れだったので、ハウス内の更衣室で新しいTシャツに着替えた。ハウスの隅に備え付けてある、冷水サーバーで水をがぶ飲みした。
予定では午前中一杯のふわっと体験のみだったので、じゃあこれでおいとま、というところだったが、天候が回復しつつあって、午後は高所から飛べるかも、という事だった。
自分もかみさんも、まだ感動が覚めていなかったこともあり、迷わず「お願いします。」とタンデムコースを申し込んだ。

時刻はちょうど12:00頃。
インストラクターさんから「今からしばらくの間、気温がかなり高くなるので、ゆっくり休んでから外に出ましょう。」と話しがあり、昼食後は少しハウスで休む。





昼食を済ませた頃、インストラクターのKさんがやってきた。
彼の経歴や、パラグライダーの魅力についてたくさん話しを聞いた。
彼は父の影響を受けて飛び始めて、フライト暦は15年ほどとのことだった。
若いのにずいぶんたくさん飛んでいる。競技にも参加するそうだ。
もっとたくさんの人にパラグライダーの魅力を知ってもらうために、このスクールに入ってインストラクターを続けているそうだ。
少なくとも自分は彼からその魅力を教わって、パラグライダーの世界に引きずり込まれる寸前のところにいる...。

午後は、いよいよ高高度フライトだ!





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posted by masa at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 1.体験コースへ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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