そこで水栓柱を移設することにしました。
配管系や土木に関してはまったくの素人なので、ネットで色々調べて対応しました。

まず、水栓柱や水道管、排水管がどこにどうつながっているのかを確認するため、水栓柱の脇にあった雨水枡のふたを開けてみました。
枡には側面から2本のパイプが接続されています。
水栓柱からの排水が一旦ここに流れ込み、その隣のパイプを通って外へ排水される仕組みになっていました。

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今度は水栓柱の上流側、水道まわりを確認します。
さすがにどこかをぱかっと開けての確認はできないため、ここで地面を掘り返す決意をしました。
掘って出た土を一時保管するために、クルマを車庫から出してスペースを確保。
ブルーシートを敷いた上、土が崩れてこないように木材で土留めを作りました。
汗だくになって、水栓柱と雨水枡の周囲、そして出てきた配管をたどって完全に露出するまで掘り続けました。
掘り起こした配管周りと、仮置きされた土
【水栓柱と水道】
移設先には別の雨水枡があったため、この枡とそこにつながる配管と干渉しないよう注意して設置場所と配管ルートを決定。
元栓を閉めた上で分解した水洗柱を仮置きし、垂直・水平を確認し、土やレンガで仮組・仮固定していきます。
そして元々あった水道管を、買ってきた塩ビ管で延長して接続。
水道管は枡を避けながら途中でコの字に組まざるを得ませんでしたが、長さを測っては切断・接着を繰り返し、何とか水栓柱に接続完了しました。
左側がもともとの排水用雨水枡と水道管。移設先まで水道・配水管とも延長しました。
【配水管と雨水枡】
元々水栓柱が設置されていた場所にあった雨水枡の側面にホールソーで穴を開け、移設先からの排水管をここに接続。
接続部にはパッキンを入れて、水が漏れないようにします。
また水栓柱のパンからこの場所まで、配水管が勾配になるよう注意して埋設しました。
最後に土を埋め戻して完了、なのですが、塩ビ配管の下部の土はしっかり踏み固めた上、レンガを入れて補強をしました。
そうしないまま上から土を入れて踏み固めてしまうと、配管の継ぎ手部分に負荷がかかって水漏れの原因になるからと考えたためです。
こうして望みどおりに水栓柱の移設を完了したのですが、調査と配管ルートの決定、必要部品の洗い出し・買出し、そして作業を繰り返し、トータル3日ほどかかりました。
大変でしたがその後は不具合もなく、庭いじりや洗車の際に、とても便利な環境になりました!
【メモ:購入品】
購入資機材合計¥8,548

※ホールソーだけで5,000円!
小さなドリル刃で、配管を通す穴の円周沿いにたくさん穴を開ける方法も考えましたが、その後に取り付けるパッキンがうまくはまるようにヤスリがけで仕上げるのも面倒だったので、思い切って購入。しかし二度と使わない気がします...
その後、もっと安くてしかもセットものになっているものを発見!
これなら木材や金属の加工にも使えるだろうということで、早速注文しました。
耐久性や精度で劣るのかもしれませんが、DIY用であればまったく問題なし!

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