それまでは、左コンソールにあったシガーソケットに取り付けるタイプのスマホホルダーを使っていたので、ソケットからUSBに給電する仕組みがあったのですが、ホルダを交換して以来、クルマのAC100Vコンセントから長々とケーブルを引っぱる以外に充電方法がなくなってしまいました。
エスティマハイブリッドにはAC100Vコンセントが複数個所に備え付けられており、これを使えば家電製品を含め何でも給電可能なのですが、運転席正面までケーブルを引っぱってくるのはあまり美しくない。
そこで色々探してみたところ、クルマのスイッチパネルの空き部分を利用して取り付けるタイプのUSBポートがありました。

空いているパネルを外し、これを取り付けたら配線をして終わり。
クルマのメーカー別に、ピタリとフィットするものが準備されているようなので、見た目もキレイです。
早速トヨタ車用をネット通販で注文、2日後には届きました。


内容物はこんな感じ。

パネル表面に付けるUSBポート、電源(電圧)変換器、ケーブル、結束バンドなどが入っています。
【施工方法】
※内装系をよく触る方ならご存知と思いますが、冬場の寒い時期に、冷え切った内装樹脂パネルを強引に剥がすと、パネルや固定用のツメがパキっ!と割れてしまう場合がありますのでご注意ください。
@取り付け部のパネルとスイッチカバーを取り外す。
右側のスイッチパネルに空きがあるのでここを利用することにしました。

スイッチを取り付ける場所のパネルを剥がします。


※専用の、樹脂製の内装はがしがあれば、マイナスドライバー等を使用するよりもパーツに傷を付けにくいので安心です。

AUSBポートを取り付ける。
ポート部分をパネルの表から入れてパチンとはめます。

Bケーブルと電源を仮接続する。

パネルに付けたUSBポートから延びているケーブル先端のコネクタを、DC12V→DC5V変換器に接続。
またACC電源ケーブル、アースケーブルを、それぞれクルマ側に接続します。
これらのケーブルを、変換器のケーブル(ギボシコネクタ)に仮接続。


この状態で一度、USBポートに電源が来るか(スマホに充電ができるか)を確認します。
C本接続・パネル復旧
ACCをONにして、スマホに給電されることが確認できればOK。
すべてのケーブルがしっかり接続されていることを確認し、同梱されていたインシュロックなどできれいに整線します。
外したパネルをパチン!とすべて戻したら作業完了です!

まるで最初からあった純正部品のようなデザイン!
【USBケーブルの取り回し】
運転席から見て、スマホは左上、USBポートは右下という位置関係。
表をダラダラと通して行くのは見栄えが悪いし、表に出ているケーブルに、運転中に手を引っ掛けかねないし、USBケーブルはパネルの内部に通していこう、とも考えたのですが、USBポートを他の用途に使うかも、またスマホホルダーもまた交換するかも知れないので、邪魔にならないよう表を通していくことにしました。



ポートから延ばしたUSBケーブルを、ハンドル付け根の上を通し、運転に支障が無い場所にクリップで固定。
そのままスマホの場所まで上方向に延長します。
ライトニングケーブルの長さは1m(家にあったので)、余長分はハンドル根元上のクリップ部分で巻いておきました。
スマホをセットするとこのような感じ。スマホが無いときも、クリップがあるのでケーブルは落ちません。


【おまけ】
本当は、スマホ取付け位置の近くの、ハンドル根元のすぐ左にある[PWR DOOR OFF]のスイッチをハンドル右側に移し、空いた場所にUSBポートを付けたいと考えていました。

しかしこのスイッチを取り外すためには多くの内装パネルを剥がす必要があったこと、またその後明らかになる、[PWR DOOR OFF]スイッチ裏にあるケーブルの長さが、ハンドルの反対側まで届くほど余裕があるか疑問だったため、今回はあきらめました。
